ごあいさつ

一般社団法人　京都府専修学校各種学校協会　 会長　田中 誠二

当協会は、1977年に京都府専修学校各種学校協会として発足以来、1982年4月には京都府より社団法人の許可を受け、府内の専修学校・各種学校の発展と職業教育の振興に取り組んでまいりました。その間、当協会会員校においては独自の建学の精神や教育理念のもと、魅力ある職業教育を通じて、地域や産業の課題解決に貢献し、より良い変化をもたらすイノベーションを牽引する中核的専門人材の養成に努めてきました。

その結果、各校の卒業生は高い専門性と豊かな人間力を発揮して、社会の第一線で活躍しています。私たちは、今後も社会人の学び直しや人々の多様な学習ニーズに応じたきめ細やかな職業教育の提供を通じて、京都府における生涯学習機関としての役割と機能も果たしていく所存です。

このたび、2025年に改正私立学校法が施行され、私立学校の設置主体たる学校法人に対し、より一層のガバナンス強化と透明性の確保が求められることとなりました。私立学校を取り巻く環境が急速に変化する中にあって、社会的信頼に応えうる学校運営体制の確立が、今後一層重要となってまいります。私たち専修学校・各種学校も、この法改正の趣旨を踏まえ、教育の質の保証とともに、より開かれた学校運営と説明責任を重視しながら未来を担う人財の育成に取り組んでまいります。

また、現在の日本は、人口減少や生産年齢人口の低下の中、急速に進展するデジタル技術の革新とDXに対応すべく、新たな社会の人財要請を把握し、実践的な教育に反映しながら、希求される人財を養成していくことが私たち専修学校・各種学校の使命と考えます。伝統と革新が共存する都市として発展してきた京都では、優れた伝統技術を継承し、一方で常に独創的な価値創造にチャレンジする心がイノベーションを巻き起こし、答えのない難問に真正面から向き合い、新たな時代を生み出す好循環を創ってきました。

これから入学される皆さんには、次代を担うスペシャリストとして必要な知識・技能、思考力、判断力、表現力はもとより、正しい職業観や就労感、職業倫理を習得しながら、地域や国、世界に貢献することのできる人間力の向上を目指し、これからの長い職業生活の土台を身につけていただきたく期待するところです。

本サイトでは会員校の学校概要を紹介しております。卒業後の進路を考える資料としてぜひご活用いただき、府内の専修学校・各種学校に対するご理解を深めていただければ幸いです。

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